米朝合意|トランプ大統領、エアフォースワンで帰国
こんにちは。児島です。
北朝鮮が、早期の非核化に同意するかどうか、当日の朝まで、慎重な姿勢でした。
■トランプ大統領は、非核化のスピードを懸念していた
非核化のスピードが遅いと、その間に、北朝鮮が、「果実」だけ受け取って、約束を反故にする可能性が、あるためです。
トランプ大統領が、当日の朝、会談場所の「カペラ」ホテルに入る際に、ずっと慎重な顔つきだったのは、果たして、金正恩委員長が、非核化のスピードについて、同意するのか、それとも、従来の北朝鮮のように、時間稼ぎだけをするのか、見極めが必要だと、思っていたのでしょう。
当日の拡大首脳会合でも、トランプ大統領の、すぐ左に座り、今回の、重要なプレーヤーであることを、印象付けていました。
これは、スピード感のある、非核化の作業と検証を進め、本当に、非核化が確認されれば、金正恩委員長の体制は、前例のない形で保証する、こういう意味ですね。
これを、前日の段階で、念押ししていた、ということです。
逆にみますと、前日の段階でも、果たして、北朝鮮側が、どう対応するのか、不確定要素があった、ということです。
■午後のトランプ大統領は、いつも通りに
午前中の首脳会談で、北朝鮮側が、スピード感のある、不可逆的な非核化に対応することが、確認されたのでしょう。
双方が、合意文書に署名したのは、ニュース映像で、流れたとおりです。
ずっと、張り付けていたものを、はずし、動きやすくできる、ということです。